商談成立

仕事でもプライベートでも!雑談力を上げる会話術 

「雑談力」とは何か?

雑談力とは、ビジネスや出会いの場所で本題に入る前に軽く交わすいわゆる「当り障りのない会話」をするための技術です。

商談を例に説明すれば、何かこれから売りたい品物があって取引先を訪れたとき挨拶をしてすぐに売りたい商品の話題を出すというのはちょっと唐突過ぎます。

会ってすぐに本題に入るというのはそのためだけに来たという冷たい印象も与えますし、お互い打ち解けないうちにする話なのでどうしても警戒感が強くなりうまく話を進めにくくなってしまいます。

そこでまず会ってから最初の一言二言に雑談を挟むことで、相手との会話の準備を整えるとともに、相手からの信頼感を先に何ポイントか得ておくことができるのです。

とはいえ何でもよいから話をしなければいけないと言っても、その内容や話し方がむしろ相手からの警戒感を煽るようなものになってしまっては意味がありません。

雑談力とはコミュニケーション能力とも直結する重要なスキルなので、どのような仕事をするにしても自然に言葉が出せるようなスキルは身に付けるようにしておきたいところです。

もしどんなふうに話を切り出せばよいかや、どんな話題なら相手からの好印象を得られるかということが全くわからないというなら、まずはプロの書いた雑談力を高めるコツを知っておくのがおすすめです。

参考>>雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール

簡単に雑談力スキルを高めるための方法

よく勘違いされているのが、コンパなど男女の出会いの場所のように「とりあえずその場を盛り上げることができる」ということが雑談力のスキルという考えです。

確かにそうした盛り上げ役というのは高いコミュニケーション能力があるといえますが、かといってそれをそのままビジネスの場に持ち込んだりしたら一気に相手からの信用を失ってしまうことでしょう。

雑談力で大切なのは「相手を笑わせよう」「面白いことを言って相手に感心させよう」といったことではなく、とりあえず感じ良く会話をすることができるようにするということです。

前者の盛り上げ話をスポーツでよい記録を出すこととすれば、後者の当たり障りのない話は準備運動ということになります。

雑談はあくまでも会話の準備運動なので、刺激の強い話題や、相手の競争心を煽るような話は禁物です。

無難な話題としては「天気」が代表的です。

反対に「政治」と「宗教」の話は仮に冗談であっても絶対に雑談では口にしてはいけない話題とされています。

雑談力の高い人ほど熱心に研究をしている

雑談力はコミュニケーションスキルが深く関わるものですが、その一方で転生の素質だけでは身に付けることができない種類のものでもあります。

雑談力が高いとされる人の多くは普段から話題になりそうなことについてよく研究をしており、これから話す相手にはどういったアプローチをするのがよいかということを考えながら行動していきます。

同じ話題でも年代や性別によって切り口が違うということはよくありますし、ビジネスやプライベートなど雑談をする目的も異なってきます。

そんなときにどういった話題ならより相手に気持よく会話を持ちかけることができるかということは、勘ではなく勉強によって補うことができます。

むしろ最初から会話が好きで得意という人よりも、自分は口下手なのでうまく話ができにくいという人の方がそうした研究熱心になりますので、苦手意識がある人ほどより上達ができるものだと頭を切り替え、話題集めをしいてみることをおすすめします。