EDの症状や治療薬

EDの症状

ED(勃起不全)は中高年の病気だと思われる人も多いかと思います。
しかし、現在は年齢に関係なくEDの症状が現れるようになり、年齢によってEDになるとは一概にいえません。

男性であればだれでもEDを患う可能性は十分に考えられますし、近年では20代から30代の若い男性も発症すると言われています。

EDの原因と分類について【浜松町第一クリニック】

EDには様々な原因が考えられ、仕事などのストレスからくる原因、服用している薬の副作用によってくる原因、体の衰えや生活習慣病からくる原因などがあり、それらを総合的に判断して医師が初めてED治療薬を処方します。
その前に、高血圧や糖尿病を患っている場合にはED治療薬を服用できませんので、まずはそちらの治療を優先して行いましょう。

生活習慣病を改善するだけでもEDの症状が改善される場合もあり、EDと生活習慣病が密接に関わっているだろうと言われているのです。

ED治療薬の歴史について

世界で初めてED治療薬が開発されたのは、1998年。バイアグラという治療薬でシルデナフィルが有効成分です。日本では翌年の1月に正式な医薬品として厚生労働省が認可しています。
開発もとのフェイザー会社はもともと狭心症用の治療薬を開発していたようです。ところが、臨床試験中にEDにも有効性が得られたため、EDの治療薬として開発をシフトしました。

現在ではバイアグラの後発医薬品(ジェネリック)の登場や、バイアグラよりも即効性が期待されるレビトラ(有効成分:バルデナフィル)も開発されました。
ED治療薬のなかには、心理的な要因が原因となって生じたEDに改善が期待される治療薬もあります。
それはシアリスとよばれ、有効成分はタダラフィル。シアリスの大きな特徴として、ほかのED治療薬よりも効果時間が長いことです。

シアリスは、服用後の効果時間が長いことから、「治療薬の効果が切れたかもしれない」と感じる患者さんの心の負担軽減になります。
また、食事の吸収に影響が少ない点もメリットの1つ。身体的機能だけでなく、心理ケアにも繋がるためシアリスは人気の高いED治療薬です。

個人輸入が増えている事実

ED治療薬の開発が進むなか、個人輸入業者によってED治療薬が悪用されていることをご存知でしょうか。

海外で製造した製品をED治療薬と評して、オンラインショップで販売しているのです。これらの製品は偽造品が多くを占めており、健康に悪影響を及ぼす危険性があります。

現在、日本で承認されているED治療薬は25mgから50mgまで。ところが、偽造品のなかには5倍近くの有効成分を含む薬が販売されていました。日本人の身体に適した限度量を大幅に超えています。オンラインショップで販売されている「ED治療薬」の危険性をご理解いただけたかと思います。

たとえ個人が医薬品を輸入できても、自分に使用すること以外は許可されていません。誰にも悟られずにEDを治したいと考える男性にとって、オンラインショップで販売されるED商品は魅力的かもしれませんが、法律で禁止されている違法な製品に変わりないのです。

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